【事案の概要】Aは心臓性脚気の治療のためB医師の診察を受けたが、その間になされた皮下注射の結果、右手の注射部位が化膿腫脹し、機能障害が残ったとしてAがBに対して訴訟提起 【原判決】本件原告の機能障害は、甲(注射液の不良) […]
「過失」タグの記事一覧(3 / 3ページ目)
医療事故|重要判決の紹介 最高裁昭和39年7月28日判決(過失の特定)
【事案の概要】B医師が無痛分娩のため妊婦Aに対し麻酔注射をしたところ、Aの体内にブドウ状球菌が繁殖したために硬膜外膿瘍、圧迫性脊髄炎にかかった。そこでAはBに対し損害賠償請求訴訟を提起。 【原判決】Aの硬膜外膿瘍、圧迫性 […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成8年1月23日判決(医療慣行と医師の注意義務)
【事案の概要】Aは昭和49年9月25日、腹痛と発熱を訴えて救急車でBの経営するC病院に搬送され入院した。Aは化膿性ないし壊阻性の虫垂炎に罹患しており、虫垂切除手術が必要であると診断された。手術にあたり、Aの腰椎の椎間に麻 […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成7年6月9日判決(診療契約に基づき医療機関に要求される医療水準)
【事案の概要】本件は、未熟児網膜症に関する医療過誤訴訟です。Aは昭和49年12月11日に未熟児として出生。Aは昭和49年12月27日、B医院の眼科のC医師による眼底検査を受けたが、C医師は、Aの眼底に格別の変化がなく次回 […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁昭和57年3月30日判決(医師の注意義務の基準となるべきもの)
【事案の概要】未熟児網膜症に関する最高裁判決です。昭和44年12月に出生した極小未熟児につき担当医師において光凝固法の存在を説明し転医を指示する義務があるかどうか等が争点となった。 【原判決】患者Aの請求を棄却し、病院の […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁昭和36年2月16日判決(医師の注意義務)
【事案の概要】国立病院の医師が血清検査証明書等を持参した給血者に対して、単に「身体は丈夫か」ときいただけで、それ以上の検査をしなかったため、輸血を受けた婦人が梅毒に感染してしまった。 【原判決】国に不法行為による損害賠償 […]