「裁判例」タグの記事一覧

労災事故|熱中症で死亡した労働者の遺族に4800万円余りの損害賠償を支払うよう勤務先に命じた最近の裁判例の紹介(福岡地方裁判所小倉支部令和6年2月13日判決)

労災事故 裁判例

もうすぐ夏になります。夏になると、建設現場や工場などでは、高温、高湿度の状況下で仕事を行うことも多くなり、そうなると、熱中症になる危険性が高まります。熱中症は、命にかかわる危険な疾患です。企業は、労働者の熱中症予防のため […]

離婚|不貞行為の認定:ラブホテルで共に滞在した事実を認定したが、不貞行為を認定しなかった裁判例

裁判例 離婚

不貞行為とは、既婚者が配偶者以外の者と性行為に及ぶことをいいます。不貞行為を行われた他方配偶者は、配偶者の不貞行為の相手方に対して慰謝料を請求することができます。ただ、この場合、不貞行為の事実の主張・立証責任は慰謝料を請 […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成23年2月25日判決(期待権侵害のみを理由とする不法行為責任を否定)

医療事故 裁判例

  【事案の概要】  (1) 診療経過等 ア Xは,昭和63年10月29日,左脛骨高原骨折の傷害を負い,Y1病院に入院し,同病院の整形外科医であるY2の執刀により,骨接合術及び骨移植術(以下「本件手術」という。)を受けた […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成17年12月8日判決(重大な後遺障害が残らなかった相当程度の可能性を否定)

医療事故 裁判例

【事案の概要】 (1)Xは,住居侵入罪で逮捕され,東京拘置所に勾留されていた。東京拘置所の職員は,平成13年4月1日(日曜日,以下,平成13年については月日のみを記載する。)午前7時30分ころ,起床時の点検のために各房を […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成16年1月15日判決(生存していた相当程度の可能性を認めて債務不履行責任を認めた)

医療事故 裁判例

【事案の概要】  (1) Aは昭和43年生まれの女性であり,Yは開業医である。 (2) Aは,平成11年6月30日,食事中に喉が詰まる感じがし,嘔吐をすることもあるなどの症状を訴えて,Yの診察を受けた。 (3) Yは,同 […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成17年9月8日判決(出産時における医師の説明義務違反)

医療事故 裁判例

【事案の概要】  (1)Xらは夫婦である。妻X2は,平成5年8月31日,B病院(以下「本件病院」という。)を受診し,出産予定日を平成6年5月1日と診断され,その後も,通院を続けて本件病院の医師である被上告人Y1の診察,検 […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成14年9月24日判決(末期がんの患者の家族に病状等を告知しなかったことが診療契約の付随義務に違反するとした)

医療事故 裁判例

【事案の概要】Aは、平成2年10月26日の時点で病期Ⅳに相当する進行性末期がんにり患しており,救命,延命のための有効な治療方法はなく,とう痛等に対する対症療法を行うしかない状況にあったが、Aを担当した医師はA本人に末期が […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成12年2月29日判決(輸血を拒否する患者に対し輸血を行った医師の説明義務違反)

医療事故 裁判例

【事案の概要】  Bは、ある宗教の信者であり、宗教上の信念から、いかなる場合にも輸血を拒否するという固い意思を有していた。Bの夫であるAは信者ではないがBの意思を尊重しており、長男Cは信者である。 D病院は、外科手術を受 […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成13年11月27日判決(乳がんの手術にあたり、当時未確立だった乳房温存療法を説明する義務の有無)

医療事故 裁判例

【事案の概要】Yは外科、整形外科、胃腸科、内科、理学療法科を診療科目とする医院を経営する医師であるが、乳癌研究会の正会員であり、その診療科目に乳腺特殊外来を併記して乳がんの手術を手掛けていた。Yも、本件手術の前に、乳がん […]

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