【事案の概要】 (1)Xは,住居侵入罪で逮捕され,東京拘置所に勾留されていた。東京拘置所の職員は,平成13年4月1日(日曜日,以下,平成13年については月日のみを記載する。)午前7時30分ころ,起床時の点検のために各房を […]
「相当程度の可能性」タグの記事一覧
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成16年1月15日判決(生存していた相当程度の可能性を認めて債務不履行責任を認めた)
【事案の概要】 (1) Aは昭和43年生まれの女性であり,Yは開業医である。 (2) Aは,平成11年6月30日,食事中に喉が詰まる感じがし,嘔吐をすることもあるなどの症状を訴えて,Yの診察を受けた。 (3) Yは,同 […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成15年11月11日判決(開業医の転送義務、重大な後遺症が残らなかった相当程度の可能性が存在する場合の不法行為責任)
【事案の概要】当時小学6年生だったAは、昭和63年9月27日ころから発熱し、同月29日、開業医であるB医師の診察を受け、薬の処方を受けたが改善せず、Aは同月30日もB医師の診察を受け、同年10月3日に来院するよう指示され […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成12年9月22日判決(死亡との因果関係は証明されないが生存していた相当程度の可能性が証明される場合)
【事案の概要】平成元年7月8日午前4時30分ころ、Aは突然の背部痛で目が覚め、病院に向かった。同日午前5時35分ころ、B医師の診察が開始された。Aの主訴は、上背部(中央部分)痛及び心窩部痛であった。診察当時、Aの狭心症は […]