離婚後の共同親権の制度が導入されることについては、本年3月9日のブログで紹介しましたが、2024年5月17日、離婚後の共同親権の導入を含む「民法等の一部を改正する法律」が成立しました(公布日は本年5月24日)。 ただ […]
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離婚|不貞行為の認定:ラブホテルで共に滞在した事実を認定したが、不貞行為を認定しなかった裁判例
不貞行為とは、既婚者が配偶者以外の者と性行為に及ぶことをいいます。不貞行為を行われた他方配偶者は、配偶者の不貞行為の相手方に対して慰謝料を請求することができます。ただ、この場合、不貞行為の事実の主張・立証責任は慰謝料を請 […]
離婚後の「共同親権」導入へ
政府は、離婚後に、父と母双方が子どもの親権を持つ「共同親権」の導入を柱とした民法などの改正案を、令和6年3月8日の閣議で決定しました。 政府が閣議決定した民法などの改正案は、離婚後に父と母のどちらか一方が子どもの親権を持 […]
改正DV防止法が施行されました(令和6年4月1日施行)。
配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(DV防止法)の一部を改正する法律が令和5年5月12日に成立しました。改正法は、令和6年4月1日から施行されました。 改正法でもっとも重要な点は、接近禁止命令等を申し立 […]
離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_東京高裁平成30年12月5日判決_別居期間7年でも離婚請求を棄却
今回紹介する東京高裁平成30年12月5日判決は、別居期間が7年継続していたケースですが、婚姻関係維持の努力や別居中の相手方配偶者や同居家族への配慮が全くなかったとして、離婚の意思が強固であっても、婚姻を継続し難い重大な事 […]
離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_大阪高裁平成21年5月26日判決_別居期間1年余りで離婚認めた
婚姻を継続し難い重大な事由の判断において、別居期間は重要な事情の1つと言えますが、別居期間が短い場合であっても、その他の事情を総合して、婚姻関係が破綻していると判断されることがあります。 今回紹介する判決は、相手方に心情 […]
離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_東京高裁平成29年6月28日_ 別居期間約3年5ヶ月で離婚を認めた
別居期間は、離婚原因である「婚姻を継続し難い重大な事由」の重要な徴表であるとされています。特段の事由がないのに5年以上別居していると、婚姻を継続し難い重大な事由ありとされる傾向があるようです。 今回、紹介する東京高裁平成 […]
離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_東京高裁平成28年5月25日_別居期間4年10ヶ月で離婚認めた
婚姻を継続し難い重大な事由がある、すなわち、婚姻関係が既に破綻しており回復の見込みがない、といえるかどうかを判断する重要な事実として別居の有無及びその期間の長短を挙げることができます。 これから紹介する判決ですが、第1審 […]
離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_名古屋高裁平成20年4月8日判決(否定)
前回ご紹介した東京高裁平成13年1月18日判決は、妻からの離婚請求の事案でしたが、今度は、夫からの離婚請求について、第1審では認められたが、控訴審で棄却された事案を紹介します。1審と2審で判断が分かれるということは、いず […]
離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_東京高裁平成13年1月18日判決(否定)
離婚原因である、「婚姻を継続し難い重大な事由」(民法770条1項5号)とは、「夫婦が婚姻の目的である共同生活を達成しえなくなり,その回復の見込みがなくなった場合」をいいます(最高裁昭和62年9月2日大法廷判決)。 「婚姻 […]