【事案の概要】未熟児網膜症に関する最高裁判決です。昭和44年12月に出生した極小未熟児につき担当医師において光凝固法の存在を説明し転医を指示する義務があるかどうか等が争点となった。 【原判決】患者Aの請求を棄却し、病院の […]
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医療事故|重要判決の紹介 最高裁昭和36年2月16日判決(医師の注意義務)
【事案の概要】国立病院の医師が血清検査証明書等を持参した給血者に対して、単に「身体は丈夫か」ときいただけで、それ以上の検査をしなかったため、輸血を受けた婦人が梅毒に感染してしまった。 【原判決】国に不法行為による損害賠償 […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成12年9月22日判決(死亡との因果関係は証明されないが生存していた相当程度の可能性が証明される場合)
【事案の概要】平成元年7月8日午前4時30分ころ、Aは突然の背部痛で目が覚め、病院に向かった。同日午前5時35分ころ、B医師の診察が開始された。Aの主訴は、上背部(中央部分)痛及び心窩部痛であった。診察当時、Aの狭心症は […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成11年2月25日判決(不作為と死亡との因果関係)
【事案の概要】Aは昭和58年10月に肝硬変に罹患しているとの診断を受け、同年11月4日から昭和61年7月19日までの間、771回にわたり、肝臓病の専門医であるY医師の診療を受けた。Aは肝細胞癌の発生する危険性の高い患者類 […]
医療事故|重要判決の紹介 最高裁昭和50年10月24日判決(因果関係)
【事案の概要】X(当時3歳)は、化膿性髄膜炎のため、昭和30年9月6日東京大学医学部付属病院に入院して治療を受け、次第に重篤状態を脱し、一貫して軽快しつつあった。同月17日、同病院医師によりルンバール(腰椎穿刺による髄液 […]