医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成12年2月29日判決(輸血を拒否する患者に対し輸血を行った医師の説明義務違反)

医療事故 裁判例

【事案の概要】  Bは、ある宗教の信者であり、宗教上の信念から、いかなる場合にも輸血を拒否するという固い意思を有していた。Bの夫であるAは信者ではないがBの意思を尊重しており、長男Cは信者である。 D病院は、外科手術を受 […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成13年11月27日判決(乳がんの手術にあたり、当時未確立だった乳房温存療法を説明する義務の有無)

医療事故 裁判例

【事案の概要】Yは外科、整形外科、胃腸科、内科、理学療法科を診療科目とする医院を経営する医師であるが、乳癌研究会の正会員であり、その診療科目に乳腺特殊外来を併記して乳がんの手術を手掛けていた。Yも、本件手術の前に、乳がん […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成18年10月27日判決(予防的手術の実施における医師の説明義務違反)

医療事故 裁判例

【事案の概要】Aは国の設置するB病院にて検査を受けたところ、無症状性の未破裂動脈瘤が発見された。選択肢としては保存的に経過を見るという選択肢と治療をするという選択肢があり,また,治療をするという場合には,開頭手術とコイル […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成18年11月14日判決(手術後に追加輸血等を行わなかった過失)

医療事故 裁判例

【事案の概要】 Aは。平成12年4月24日、B病院にて上行結腸部分切除術によるポリープの摘出手術を受けた。Aは翌日から発熱が始まり、解熱剤としてボルタレンが投与された。Aは4月28日から下血をするようになった。同月29日 […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成18年4月18日判決(術後管理における過失)

医療事故 裁判例

【事案の概要】  Aは,B院長の開設していたC病院において、平成3年2月22日に冠状動脈バイパス手術(本件手術)を受けた。血液ガス分析の結果におけるBE(塩基過剰)値のマイナス側への逸脱は,アシドーシス(酸血症)を示すも […]

医療事故|重要判決の紹介 最高裁平成15年11月14日判決(手術後の経過観察における医師の過失)

医療事故 裁判例

【事案の概要】Bは、食道がんとの診断を受けてYが経営するC病院に入院し、平成6年12月12日に食道全摘術等の手術を受けた。手術後、Bは経鼻気管挿管のまま集中治療室に収容された。同月18日10時50分ころ、担当医のA医師は […]

離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_東京高裁平成30年12月5日判決_別居期間7年でも離婚請求を棄却

裁判例 離婚

今回紹介する東京高裁平成30年12月5日判決は、別居期間が7年継続していたケースですが、婚姻関係維持の努力や別居中の相手方配偶者や同居家族への配慮が全くなかったとして、離婚の意思が強固であっても、婚姻を継続し難い重大な事 […]

離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_大阪高裁平成21年5月26日判決_別居期間1年余りで離婚認めた

裁判例 離婚

婚姻を継続し難い重大な事由の判断において、別居期間は重要な事情の1つと言えますが、別居期間が短い場合であっても、その他の事情を総合して、婚姻関係が破綻していると判断されることがあります。 今回紹介する判決は、相手方に心情 […]

離婚|婚姻を継続し難い重大な事由_東京高裁平成29年6月28日_ 別居期間約3年5ヶ月で離婚を認めた

裁判例 離婚

別居期間は、離婚原因である「婚姻を継続し難い重大な事由」の重要な徴表であるとされています。特段の事由がないのに5年以上別居していると、婚姻を継続し難い重大な事由ありとされる傾向があるようです。 今回、紹介する東京高裁平成 […]

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